眠る前に2杯だけ。

カードゲーム(WIXOSS)やアニメマンガ小説についておしゃべりします。

2017年7月期アニメ完走タイトル

だいたい面白かった順。書くのが遅くてもう11月に……

TVアニメ「 メイドインアビス 」オープニングテーマ「 Deep in Abyss 」
これはすごく良かった。アビスの、美しさとグロさが混然としてる様が良かったですよね。
リコが実は死産で、そこからアビスの遺物によって生き返った存在であるという事実が発覚した時、これはキツイと思ったんですよ。アビスのグロさ怖ろしさ禍々しさが勝ちすぎてるだろと。これはアビスに憧れてなんていられないでしょ、と。でも、リコの母親、殲滅卿はあれを奇跡と表現するんです。あの瞬間にはとても感動しました。自分が悪いと思っていたモノの認識が一瞬で塗り替えられる、こういう瞬間を味わうために僕はアニメを見ているんだと思ったほどです。リコ誕生の「奇跡」が再演されるような最終回の気球の描写もとても素晴らしく、聞くところによるとアニメオリジナルだったようなのでスタッフの皆様には賛辞を贈りたい。
好きなキャラクターは不動卿オーゼン。監視基地編は終始オーゼンの優しさに涙してました。オーゼンがガツンと現実の厳しさを教えてくれなかったら、リコのことを現実を見ないで考えなしに無謀な行動ばかり繰り返す気に入らない女だと思ってたし、そいつがなんだかんだで危機を切り抜ける話なんて胸糞悪いなと思ってたと思う。ありがとうオーゼン……まぁでもリコはその後もっと厳しい現実に襲われるわけですけどね。アビスは全然甘くない。
好きな回は
6話「生存訓練」
13話「挑む者たち」

戦姫絶唱シンフォギアAXZ キャラクターソング4
まぁ完全に5期に続く前提の4期、みたいな締めだったので次見ましょう次。言いたいことは以前書いたことが全てな気がする。
higashida-san.hatenablog.com
っていうかカリオストロとプレラーティ生きてましたね。と思ったらサンジェルマンと一緒に一瞬で死にましたが……結局これがビッキーの限界ですかそうですか。無印ではクリスを救いだしGであの3人組、GXではキャロルを救えませんでしたが代わりにエルフナインを助け、なんだかんだ今まで敵方の人間を拾い上げてきた響さんでしたが、ついにAXZでは何もできず錬金術師3人を死なせる結果になりました。この流れで5期へとつながるわけで、これから響の正義はどう揺らいでいくんでしょうかね。楽しみですね。
ちなみに僕はサンジェルマン以外の悪役は皆さん好きです。
好きな回は
8話「過去と未来の狭間で」
9話「碧いうさぎ

TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』OPテーマ「The Other Side of the Wall」
最後の締め以外は満足。美少女スパイアクションとしては大変よくできた秀作だと思うのですが、個人的にはプリンセスの目指した政治的な目的や王国と共和国の争いに対して何も決着が付いてないところが残念でした。そこは何かしらの終わりを見せてほしかった……2期があるならいいですが、このままじゃあ何も終わってない終わりですからね。。というか普通にcase数から考えて2クールだと思ってましたよ!
主要メンバーでアンジュとプリンセス以外の面々はことごとく父親との確執がある辺りに何かイデオロギーを感じる。けどまぁ僕はよく解釈できないのでその辺は誰か偉い人に任せましょう。
好きな回は
5話「case7 Bullet & Blade's Ballad」
6話「case18 Rouge Morgue」

TVアニメ「アクションヒロイン チアフルーツ」オープニング・テーマ「情熱☆フルーツ」【通常盤】
ご当地ヒロインで町おこし!ろこどるかと思ったらラブライブ!フォロワーだったみたいな作品。特撮ネタがふんだんに盛り込まれていたらしいけど僕はさっぱりわかりませんでした!!
妹のために自作のヒーローショーを披露する姉、というところから始まった1話はなかなか良かったのですが、2話以降お話としては良くも悪くもない、普通という印象が強いです。ときおりこれはマジなのかギャグなのか、ネタなのかガチなのか首を捻ってしまうようなキャラクターたちの行動もあって、本当のところもう少し下に位置していても良いのかもしれません。でも最終回が良かったのでここでよし。
最終回の御前様がマジでクズで……自分の都合で周りを巻き込んで始めたことを、最後の最後で放り出して逃げる、なんてダメな奴なんだと……友達から与えられたモノは、彼女をなんにも変えることができなかった。そのダメさが、許されるから良いのだと僕は思うんですよね。「ダメでもいいよ」と言われて初めて動き出せる。そこが僕の個人的な琴線。最後にそれが見られたので、僕は満足。
好きな回は
12話「情熱☆フルーツ」

教えてダーウィン(アニメコラボ盤)
御魂姉妹がクソ可愛い。
翼が生えてたり角が生えてたりケンタウロスだったりする女の子たちのスクールライフを描いたほのぼの日常モノ。形態による差別を行うと思想矯正所送りで二度と出てこれないという発言もあったり、時折登場人物たちが「~~するのは形態差別」と、さらっとぶち込んできたり製作委員会名が「彼方市思想教育委員会」だったり所々ディストピア感のある作品なんですがそこはメインではないようで、同じ異種日常モノでも前々期の「亜人ちゃん」とは違う空気をまとっています。異種族感は普段の生活の中で、ふとした瞬間にその人の背景としてうっすらとにじみ出る……そういうところが地味に良い作品だったなと思います。でもまぁもっとシリアスに、この世界が成立するまでを描いた「セントールの悩みZERO」とかも見てみたいかもしれません。
形態の異なる両親から生まれ、母とは死別し、貧乏絵描きを続ける父に悩み、自分と形態の違う妹たちの母親役を務める委員長が僕は好き。最早主人公ですよね。
好きな回は
9話「 世間で偉人って言われている人の苦悩って。/世間で偉人って言われている人の人生って。」
11話「花の名前は……人の数だけあるんだよ、ってきっと嘘!/美しさは人の数だけあるんだよ、広義で言えばきっと本当?」

GAMERS! TVアニメ「ゲーマーズ!」オープニングテーマ
1話でのガチ勢カジュアル勢の話はカードゲーマーとしてはそれなりに身近なテーマなのでそこからグッと引き込まれました。ガチ勢集団のゲーム部に入らない主人公、おっ?と思いましたよね。ただガチ勢カジュアル勢の話がどんどんフェードアウトしていったのはちょっと残念。
主人公のキモオタ感が上手い具合に抑えられてるというか、コミュ障っぷりにシンパシーを感じつつもそれほど気持ち悪さを感じないので特にストレス無く見れるし、歯切れ悪い喋りも後半になるにつれて澱みなくなっていくのが良いところ。天道可憐と恋人関係を結んでからはむしろ周囲の方が厄介になっていくのがなんともまぁ……。すれ違い劇を鬱陶しく思うのはラブコメ的に間違ってるのかもしれないですが、もっとイチャイチャしてる所を見たいなと思うくらいに天道さんがカワイイ。恋に壊れてから基本ずっとかわいくて、6話の事故告白?で恋愛が成就した時にサブタイトルが塗り替えられる演出には不覚にも感動してしまいました。良かったね天道さん……!もちろん亜玖璃もカワイイ。僕は豊永利行さんの演技がけっこう好きなので上原君も見ていて楽しかった。つまりキャラクターが好き。
でも最終回は時に何も結論が出たわけでもない終わり方なので、不完全燃焼ではあります。2期あるんだろうか……?
好きな回は
2話「上原祐と強くてニューゲーム」
6話「ゲーマーズと全滅ゲームオーバー」改め「天道花憐と不意打ちハッピーエンド」

ナイツ&マジック 2018年 カレンダー 壁掛け A2 CL-141
異世界転生モノの醍醐味は与えられたリソースで世界をどう生き抜くのか?という所にあると思うので、プログラマーとしての技術が魔法に役立ちロボットオタクとしてのイメージ力がロボット開発に役立って、どんどん先に進んでいく展開が良かったです。すごい所をすごいって驚いてくれるの気持ちイイですよね(小並感)。コジャ―ソさんというライバルも出てきて、これからもっといろんなメカが出てくるのかと思うと続きが楽しみ。ちなみに僕の好きなシルエットナイトは剣がたくさんくっついてる「ソードマン」です(厨二感)。
好きな回は
6話「Trial&Error」←すごい所をすごいって驚いてくれる回
9話「Force&Justice」←ソードマンが出てくる回


「異世界食堂」1皿 [Blu-ray]
毎回誰かがご飯食べて旨い旨い言うだけのアニメ。原作好きなんですが、まぁそれだけっちゃあそれだけですよね。ナイツマがプログラミングやロボットオタクのイメージ力で無双するのと同じで異世界食堂は現代日本の調理技術で無双するのです。それが快感。
特にご飯が美味しそうに描写されているわけでもなく、ストーリーが整備されているわけでもなく、なんでアニメ化したんだろう?と思わなくもないですが、実際に色んな種族が同じ空間で食事を楽しんでいる画にグッとくるのでそれだけで僕は評価できる。なんか良いですよね。
「色んな種族が同じ空間で食事を楽しんでいる画」がもっとも楽しめるのはOPEDなので、一番好きなのは
OP「One In A Billion
ED「ちいさなひとつぶ」

LAYon-theLINE  ※CD
僕は賭ケグルイは原作好きで、アニメは出来も良いと思うし最終回をアニメオリジナルにしたのも良いと思う。なのにこの位置なのは、僕がイメージしている夢子像があまりにもアニメとかけ離れているからです。
アニメの夢子って、人をギャンブルの深みに陥れようとしている悪魔然としてるというか、めちゃくちゃギャンブル狂過ぎると思うんですよね……。いや、夢子がギャンブル狂じゃないと言うつもりは無いんですけどね。僕は夢子の性質って「ギャンブルを愛している」んだけど、それは常に「ギャンブルをする人間を愛している」というのとセットになってると思うんですよ。自分の中にある欲望への内向きのベクトルじゃなくて、相手ありきなんですよ。だから僕はある意味賭ケグルイという作品を「夢子の人間愛の物語」と捉えていて、それがアニメでは薄れてるんですよ確実に。これは最初に見たときから思ってたんですが、例えば1話で芽亜里から掛け金の清算を猶予してほしいと言われた時の夢子のセリフってアニメだと「(ギャンブルが)とても楽しめたので良しとしましょう」なんですけど、原作だと「(芽亜里の)その顔が見られただけ良しとしましょう」なんです……このベクトルの向きがずっと気になってて、その後もこまごまと夢子の人間を愛しているという側面が損なわれているという印象が拭えず、評価を下げてしまいました。これは僕のイメージする夢子じゃない。

ルビコン(期間生産アニメ限定盤)(DVD付)
まさかこの作品をこの位置に置くことになるとは半年前には思ってもみなかった……
なんだろうなー2クール目突入辺りから、メテオラが鳥籠作戦とか言い出した辺りからおかしくなっていったんだよなー……やっぱり今でもアルタイルを排除する以外の選択肢を取らなかったのが信じられない。……僕が気づかなかっただけで最初からダメだったんだろうか?
僕はこの作品を、物語の受け手を、画面の向こうの見知らぬ誰かを信じられるか?という話だと思っていました。セツナさんを例に出すまでもなく、僕ら受け手は時として受け取った作品に対して作り手に対して様々な毒を吐き散らかしてしまいます。よく考えもせず考えてもわからず、時に悪意を持って作り手を傷つける受け手。そんな受け手を信じられるか?愛するに値するか?が問われてるんだと。僕はセレジアの復活劇は確かにそれに答えられていたと思うんです。僕は10話の雑感でこう書きました。

(セレジアは)自分の運命を信頼できたんだなと、僕は思いました。運命を信じるということは、自分を信じることであり、他の誰かを信じることです。そしてそれは目の前の神様を信じることで、その向こうにいる「皆」を信じること。神様たちはその信頼に、力を授けるという最高の形で応えてくれた。

つまり信じるに値する!そういう答えだと。そしてここから問題なのはアルタイルにもそう思ってもらわないといけないということ。そのためにはアルタイルが信じるに値する何かを受け手が示せなければならないのではないか?僕はそう思っていました。
でも蓋を開けてみれば全くそうはならなかった。被造物はただアルタイルを排除しようと戦い、クリエイターは観客も被造物も騙くらかして弄び、観客は終始蚊帳の外。僕が望んでいた信頼関係なんてそこには欠片も無くて、ひどく失望させられた。結果的に僕が考えていたのは全て勘違いだった、ということになるんでしょうね……勝手な話だけど裏切られた気分です。
まぁそれを差し引いても後半の展開は酷いと思うんですよね。アルタイルにはあんな創造主の偽物掴まされただけで収まるような復讐心だったのかと言いたいし颯太お前どの面下げてセツナをクリエイトしたんだと罵りたいしこの世界に留まるメテオラには被造物ガー世界に影響ガー言ってたのは何だったんだしかもマガネ放置かよ……と糾弾したい。本来はもっと下に書くのが今の評価だと合ってるんですが、前半の期待感込みの面白さを鑑みてこの位置にしました。

TVアニメ『天使の3P!』OP主題歌「羽ばたきのバースデイ」
どうせ小学生のこと好きじゃないと面白くないんでしょ?とうっすら思っていたんですが普通に面白かった。
学校をドロップアウトした主人公が、自分と同じように学友と向き合えない子供たちの真っ当な成長のために、再び学校と向き合うようになる流れはとても良かったです。自分がちゃんとしてないと後輩にちゃんとしろと言う資格がない……そこで自分を棚に上げずちゃんとすることができる主人公はとても誠実な人だと思います。
個人的には6話の「ベーシストを連れてくな!」までは良かったんですがそれ以後の霧夢合流から話がどうも面白くなくなってきた印象。霧夢がいなければRe:CREATORSには勝てたな!

TVアニメ「潔癖男子! 青山くん」ED主題歌「太陽がくれた季節」
4話「成田くんは秘密にしている」7話「小田切さんはなかなか入らない」が好き。
つまりサッカー以外がメインの回が好きでした。特に7話の、潔癖症の人間が唯一触れる異性とか、ロマンチックで好きやね。

Another World(アニメジャケット盤)
面白くはなかったのだけど、なんだかんだで最後まで見ました。
なんだろうな……あらゆるところがダメで、そのダメさを楽しむという面白さはあった。

18if Vol.1(Blu-ray Disc)

夢の世界で心の問題を解決する話なわけですが、その解決はあまりにも一面的すぎやしないかと思ってしまいました。本当に解決なのか?正しさは一つしかないわけじゃないのに……。それでいて主人公の価値観に一本筋が通ってるかというとそうでもない感じ。1週前と本当に同じ人間か?と思う時もあり、主人公がどういう人間なのか全然わからない。
夢の世界の話なんだからもっと幻想的な画作りしても良いと思うんですけど、そんなに雰囲気良くなかったのも残念なところ。例外的に7話「ソシテ ダレモ イナイ…」はとても良かったですが、一番意味の分からない話でもありました。あの魔女の心の問題ってなんだったわけ?

ノイズ(期間生産限定盤)
回顧録(旧シリーズ再放送)は見なくていいかな、と思っていたら7話以降は全部回顧録だった件。なんで4期やろうと思ったんだろう……?
旧シリーズはあまり覚えていないんですが、僕は地獄少女好きじゃないんですよね。もう根本的に肌に合わない。
復讐モノは割と好きな部類なんですが、地獄少女のそれは見ていてスッキリするモノでもなければ、復讐の虚しさのような…何かしら感じるモノもないし、復讐の是非を問うものでもない。なんか違うなと。
地獄少女っていう作品にとって、復讐っていうのは紛れもない悪なんですよ。そこは論ずる必要もないことで、地獄少女に呪殺を頼むような連中はどんな事情があろうが一人残らず地獄に落とされるべき存在、というのがまったくぶれない。地獄少女はその「復讐は悪」という正義で自らに対するあらゆる批判を封じ込めているように僕には見えて、イライラさせられるわけです。復讐を代行することで背負わなければならない責任?罪?の一切を放棄してると僕は思います。それってずるくないですか?
今回の宵伽もそこは全く変わってなくて、地獄少女を批判するミチルというキャラクターが配置されてはいましたが、普通に地獄少女の価値観に取り込まれてしまいました。なんでこんな代わり映えのしない話を何十話も続けているのか……そして僕はそれをなぜ毎回見てしまうのか……

バチカン奇跡調査官 第1巻【限定版】 [Blu-ray]
ビックリするくらい面白くなかった。

魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2 (角川文庫)
もう何も言わないからみんな小説を読もう!







Fate/Apocryphaは視聴継続してますがなんだか回が進んでいくほどにコレジャナイ感が……。妖怪アパートの幽雅な日常も継続。