眠る前に2杯だけ。

カードゲーム(WIXOSS)やアニメマンガ小説についておしゃべりします。

A3になりました。

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いやーやっと昇級しました……。もう2週間くらい残り1000BPで足踏みしてましたよ。勝ててる時に一気にやらないと駄目ですね。まぁ新弾前に昇級出来て良かったです。

 

新弾はニュートラ推しだそうで、ロイヤル以外のデッキを40枚ニュートラルで組んでる東田としてはニュートラル強化はミッション消化の役にたちそうでありがたいです。 ただまぁ今の援護射撃ロイヤルは大幅な変更を余儀なくされている感があります。おとなしく援護射撃諦めてニュートラルロイヤルにするべきか……。シンデレラをセルフバウンスして援護射撃の弾にしますかね?うーん、それは弱そうだ……。

 

 

Re:CREATORS12話雑感

  • メテオラさんのアルタイル殲滅大作戦

なんていうかメテオラさんって、全然理論派じゃないですよね。なんやねん「物語空間」って……唐突ですよメテオラさん。理屈としては不可能じゃない、って、ホントか?けっこう飛躍してません?

うーんそもそも、アルタイルを倒す、という方向に話を持っていくのが僕は嫌です。倒すとか、言葉を濁してまぁ……要は殺すんでしょ!?これだから正義サイドの人間はね……(東田さんは主人公嫌い)。他にやりようがあると思うんですよ。例えば、まみかのように説得するとか、アルタイル陣営を全員寝返らせるとか。二次創作からのフィードバックを受けると判明したわけですし、そこからアルタイルに制限をかけるような設定を追加するとか。颯太君の話を聞いたわけだし、僕はもっとアルタイルに同情的になっていいんじゃないかと思うんですよね。というかまず話し合おう!話せばなんとかなる!誰かアルタイルと腹割って話しましょうとか言ってくれないのかな……。最終的に戦うしかないにしても、そういう風に動いて欲しいものです…ってそういやそういうやつ死んでたわ。まみかさん……

まぁアルタイルを倒すと言っていても、実際倒すかどうかはまだわかりませんけどね。アルタイルを倒して世界が救われましたー…ってのは、一つのハッピーエンドかもしれませんが、一番の大団円ではないと僕は思います。一番の大団円には絶対にアルタイルが必要ですよ。これは譲れない。少なくともアルタイル自身が納得のいく結末でなければ、僕も納得できないです。これからどうなるかな……

 

Re:CREATORS11話雑感

「明日世界が滅ぶとしても、リンゴの種は植えていかないとね。」中乃鐘さん良いこと言いますね。

 

  • セレジアさんと松原さん

元の世界に帰りたいか?という質問に対するセレジアさん、良かったですね。もうこの二人に僕は言うべきことは無いですよ。後はセレジアさんが颯太君に、ひいてはアルタイルに、何を言うのか?セレジアさんは皆に助けられたけど、アルタイルの親や颯太君は、皆に潰されたわけでね……。

  

  • 颯太君と鹿屋君

颯太君の鹿屋君に対しての対応が雑なのが新鮮!鹿屋君って中学生ぐらいだと思ってたけど実は颯太君と同じくらいなんでしょうか?中学生の恋愛対象が中学生だとまぁ普通ですが、高校生くらいで恋愛対象が中学生だとなんだか怪しげな雰囲気がしますね。鹿屋君の将来が心配です。。

 世界を作るのは神様。鹿屋君は確かに建設的で良い感じのことを言ってますが、颯太君やアルタイルが抱えている問題に対しては根本的に無力な言説ですよね。颯太君は多少気が楽になるかもしれませんが、アルタイルにそんなこと言ったら鹿屋君殺されますよ。そもそも建設的じゃないことをしようとしている彼女には、そんな言葉は響かないでしょう。

ここに至って、アルタイルにどういう言葉をかけるのかわからなくなってきましたね。ブリッツトーカーさんはアルタイルを言葉で止めることはできない、と言っていましたが、それはそうだとしか思えない。悪意あふれる世界に、無造作に自分を傷つけてくる世界に、大切なものを壊される世界に、シマザキさんは殺されました。殺された側に殺した側がポジティブなことを言っても、通じないですよね。シマザキさんのことは全部過ぎ去ったことで、もうどうしようもない。どうしようもないことを、どうしたら受け入れられるのか。この、絶対になくならない悪意を、どうしたら肯定できるのか。世界に潰された人間が、どうしたら世界を信じられるのか。どういう答えが出るのか、とても楽しみです。

 

 

紅霞後宮物語第六幕

 

紅霞後宮物語 第六幕 (富士見L文庫)

第五幕で小玉と文林の間に大きな壁ができ、それが僕にはとてもショックで、このblogにもそう書きました。二人の間にはもともと「価値観の相違」という断絶がありました。しかしそれでも絆を積み上げていっていると思っていたのに、小玉が断絶の前に壁を作った、これ以上近寄らないと、一線を引いた。僕にはそれがとても酷いことのように見えたんです。二人の関係がそんなもので終わってしまうのは、僕には耐えられない。

 

でも、そんな不安は第六幕を読み始めてすぐに消えました。全体的に六幕は状況は大きく動かず、小玉と文林の気持ちの整理というのが焦点でしたね。なんだかんだ小玉は、壁を築いたところで文林のことを考えずにはいられないんだなと。小玉がぽろっとこぼした心情を梅花がつかみ取り上手くたぐり寄せ、良い方向に導いてくれました。五幕では梅花が病に伏せっていたからダメだったのか!梅花さんには末永く健康でいて欲しいものです。

 

「あたしは、辛かった!」と小玉が文林に告げたとき、僕は涙が出ましたよ。僕はずっと、そうして欲しかった。二人はなまじ相手のことを理解していると思っているから、自分の気持ちを相手に伝えるということを、してこなかった。でも本当は違うんですよ。お互いに知らない所はあるし理解できない所はあるし、相容れない所はある。それでも一緒にいたいなら、よくよく話し合わなければならない。机を挟んで手を伸ばす二人の姿に、僕は感動しました。ようやく最初の一歩だ、と。きっと小玉なら溝を直視することもできると思います。文林はわかんないけど……どうかこれから見出した道をたがわず、幸せになって欲しいです。

五幕六幕は小玉が文林との間にある溝を自覚して受け入れるまでの、言わば前後編だったんだなと今は思います。あとがきでもそのようなことを書かれていて「五幕六幕は夫婦間の愛情について考えてみようとした巻」とのこと。こちらで小玉や文林について、愛について多少解説されていて、うなずける所もあり、なるほどと思える部分もあり、よくわからない所もあり、なんだかんだで僕は小玉と文林のことよくわかってないなーと、もう一度一幕から読み直したい気分になりました。そしてこのあとがきと本編で、大きく状況が動く前に六幕一冊使って小玉と文林の心情を書いてくれた作者さんのことを、信頼できる人だなと思いました。信頼できるというのは、僕が大事だと思っているモノを大事にしてくれる、というくらいの意味です。僕はこの先、この作者さんが僕にとって面白くないと思える作品を出しても、見捨てないと思います。読み続けると思います。少なくともこの六幕にはその価値があると、僕は感じています。これおもしろいよ。

 

デッキ試作中 除外ナナシ


デッキ名: 除外ナナシ
作成者: higashida
(デッキ作成サイトで見る)
ルリグデッキ
【ルリグ】
1×《ナナシ 其ノ無》
1×《ナナシ 其ノ壱》
1×《ナナシ 其ノ爾》
【アーツ】
4×《ブラック・エイク》
1×《フォーカラー・マイアズマ》
1×《スピリット・サルベージ》
1×《サード・ディスティニー》
メインデッキ
【シグニ】
4×《羅菌 ヨグルティ》
4×《羅菌 クロカビ》
4×《羅菌 プランタム》
【スペル】
4×《ラブリー・バイオ》
4×《バッド・アドバンテージ》
メイン(ライフバースト)
【シグニ】
4×《羅菌 クロコウジ》
4×《羅菌 ナットー》
2×《サーバント O》
2×《サーバント O3》
2×《サーバント D3》
2×《サーバント D》
2×《サーバント Q》
【スペル】
2×《ラスト・フェアエル》


Linkageで何故かクスリセラーがLB無しになってて投入できない……
なのでサーバントQはクスリセラーのつもりです。

投入枚数を見て分かる通り、とりあえず思い付きを投入しただけの仮組み&まだ一度も回してないのでデッキとして回るかどうかはわかりません。。ウィルスの消費に供給が追い付くのかが一番心配です。


けっこう前の話ですが、ナフシュエレノズ、デッドメイク、グレイブカースで相手のデッキを削り、エクスクルード×4とスピサルでトラッシュを大量除外!相手(の思惑)は死ぬ!という2止めミュウを作ったことがありました。新しいデッキを作る気力も時間も無かった友人のO君が、僕が温めていたアイディアを元にWIXOSS PARTYへ向かう道すがら、車の後部座席で即興で組み上げたんですよねー。いやぁ懐かしいな。あれはアルフォウのレベル1,2が出る前だから……いつのことだ?


その地雷デッキの思想をナナシに持ってくる理由はいくつかありまして、まず強力な除外アーツであるブラックエイクが使えること。面開けとトラッシュ回収ができて、一番重要なデッキ破壊までこなせるバッドアドバンテージが使えること。ギリギリまで2止めの速攻系のデッキに偽装できそう、ということの3点。

現代WIXOSSは墓地発動のカードも増えてますし、除外強いのでは!?と思ったんですよね。こないだのWIXOSS PARTYで、初めてブラックエイクの除外効果を使われて、強いやん!と感じたもので……じゃあ振り切ろう!と。まぁこのレシピはあくまで敲き台で、今後調整してまったく違う形になるかもしれません。何かアイディアのある方、是非コメントお願いします!

真夜中の人形使いやってみた。

フリーゲームの「真夜中の人形使い」をやってみました。

書店で表紙を見かけた時に、幻想的な雰囲気でとても面白そうだなと思っていたんです。でもフリーゲーム原作と書いてあったのでね…敬遠していたんですよ。

表紙はこれ↓↓↓

 

真夜中の人形使い はなればなれになる夜に

ゲームをやってみて思ったのは

思ってたのと雰囲気違うということですね。

幻想的で切ない感じの物語を想像していたんですけど……。宗教団体の追手(超能力者)から逃げる、あるいは超能力者に囚われた娘を救出するという展開になりますが、なんというかとても現実的なんですよね。出てくるキャラクターも何か常識的というか、普通の枠を越えない普通の精神性を持った連中なんですよ。実恋なんかはもっと壊れててもおかしくないのに……。だから追いかけてくる超能力者の二人(実恋・瞬)を脅威だと思えなくて、正直なところお話という側面からの感想は「面白くなかった」になるんですが、ゲームとしては楽しく謎解きできたのでなんとも言い難いですね。3時間ほどかかったので手応えはありました。一番時間かかったのは自警団の目をかいくぐって進むところ。

 

最初の館の探索で、本棚の後ろに隠れているドアを見つけたんですよ。でもどうにも本棚を動かせそうになくて「後々使うドアなのかな?」と思ってスルーしていたら、途中主人公のお父さんにPCが変更になりまして。館の全体像を想像すると、そのお父さんの位置がちょうど最初に見つけたドアの向こう側っぽかったんですよね。それで「今こそあのドアを使う時だ!」と思ってドアを通り、でも全然お話が動かないのでウロウロしてたら……

バッドエンドを迎えました。

お父さんは娘(主人公)を置いて警察に走り、警察と共に館に戻るとそこには館など最初から無かったかのような空き地が広がっていて、それから二度と娘とは会えませんでした…

 

えっ!?

 

これには驚きました。正規ルートだとあのドア使わないんですよ。ひっかけだったとはね……。

あぁでも、お父さんが戻ってきた時には館が無くなっていた、という落ちには得体のしれない大きな力が感じられて良かったです。このエンドが一番面白かったかも。

Re:CREATORS10話雑感

  • セレジアさんと松原さん

松原さん良かったですよねー。「俺がお前の作者な限り、お前にそんな間抜けな死に方絶対にさせねぇぞ!」感動しました。多分セレジアさんも感動したことでしょう。いや、セレジアさんは感動とは違うかな。これは信頼ですよね。

以前僕は「現界して一番価値観が揺らいだのはまみか」という風に言いましたが、

自分たちのいた世界が創作だったと突き付けられた他の被造物達も価値観は揺らいだはずです。けっこう平気な顔をしている連中が多いせいで気づきませんでしたが、セレジアさんは「平気じゃない」側の人間だったのでしょう。同じく騎士のアリスちゃんも言っていた通り「信じられるモノが何も無い」。そんな中で、セレジアさんは自らの創作者を信頼することができた。うろ覚えですがセレジアさんは2話でまみかに「どう行動するかは神様を見定めてから決める」という旨の発言をしていました。セレジアさんは神様を見定めて、信頼を返したということですよ。幸せですね…。

世界というモノを主観的に捉えると、自分と自分以外のモノという風に分けられると思います。当たり前ですが自分以外のモノは、自分で思い通りにコントロールすることができません。僕はリンゴが地面に落ちることを止められないし、太陽が西から昇るようにすることもできない。他人の好き嫌い、何を感じて、何を考えて、どう行動するのかを僕はコントロールできない。僕が何もしなくても社会は回っていくでしょう。自分の知らない所でいろいろなものが動いていて、自分でコントロールできないモノが、自分に様々な影響を与えていく。それは当然のことだと思います。

それと同じように、僕は自分のことだってコントロールできるものじゃないと思っています。そう思ったことはありませんか?何が好きで何が嫌いか、何を感じて何を考えるのか、どういう時にどういう行動をとるのか。僕は基本的に内向的な人間ですが、自分で「内向的な性格であれ」と決めたわけではありません。生まれ持った性質と、これまでの経験、選択だとも気づかないような小さな選択の積み重ね、そういう僕の制御下にないファクターが、僕の性格を作り上げました。そうやってできあがった「僕」は僕の全てを支配していて、僕の行動を決定していきます。「僕」は、もう僕にはどうしようもなくコントロールできないモノだと思うんですよ。

自分の外側にあるコントロールできないモノと、自分の内側にあるコントロールできないモノが世界を形作り、人生を決定している。それはもう「運命」と呼ぶべきモノですよ。自分の内側と外側のコントロールできないモノが「運命」なんですよ。被造物達は自分の内側も外側も、創作者によって作られた偽物だと突き付けられました。騎士ちゃんはそれで何も信じられなくなった。それは運命に対する不信です。多かれ少なかれセレジアさんも、その不信を抱いていたんでしょう。でも今回松原さんにこんな死に方はさせないと言われて…自分の命をきちんと全うさせてもらえるとわかって…きっと自分の運命を信頼できたんだなと、僕は思いました。運命を信じるということは、自分を信じることであり、他の誰かを信じることです。そしてそれは目の前の神様を信じることで、その向こうにいる「皆」を信じること。神様たちはその信頼に、力を授けるという最高の形で応えてくれた。素晴らしい流れじゃないですかね。