眠る前に2杯だけ。

カードゲーム(WIXOSS)やアニメマンガ小説についておしゃべりします。

真夜中の人形使いやってみた。

フリーゲームの「真夜中の人形使い」をやってみました。

書店で表紙を見かけた時に、幻想的な雰囲気でとても面白そうだなと思っていたんです。でもフリーゲーム原作と書いてあったのでね…敬遠していたんですよ。

表紙はこれ↓↓↓

 

真夜中の人形使い はなればなれになる夜に

ゲームをやってみて思ったのは

思ってたのと雰囲気違うということですね。

幻想的で切ない感じの物語を想像していたんですけど……。宗教団体の追手(超能力者)から逃げる、あるいは超能力者に囚われた娘を救出するという展開になりますが、なんというかとても現実的なんですよね。出てくるキャラクターも何か常識的というか、普通の枠を越えない普通の精神性を持った連中なんですよ。実恋なんかはもっと壊れててもおかしくないのに……。だから追いかけてくる超能力者の二人(実恋・瞬)を脅威だと思えなくて、正直なところお話という側面からの感想は「面白くなかった」になるんですが、ゲームとしては楽しく謎解きできたのでなんとも言い難いですね。3時間ほどかかったので手応えはありました。一番時間かかったのは自警団の目をかいくぐって進むところ。

 

最初の館の探索で、本棚の後ろに隠れているドアを見つけたんですよ。でもどうにも本棚を動かせそうになくて「後々使うドアなのかな?」と思ってスルーしていたら、途中主人公のお父さんにPCが変更になりまして。館の全体像を想像すると、そのお父さんの位置がちょうど最初に見つけたドアの向こう側っぽかったんですよね。それで「今こそあのドアを使う時だ!」と思ってドアを通り、でも全然お話が動かないのでウロウロしてたら……

バッドエンドを迎えました。

お父さんは娘(主人公)を置いて警察に走り、警察と共に館に戻るとそこには館など最初から無かったかのような空き地が広がっていて、それから二度と娘とは会えませんでした…

 

えっ!?

 

これには驚きました。正規ルートだとあのドア使わないんですよ。ひっかけだったとはね……。

あぁでも、お父さんが戻ってきた時には館が無くなっていた、という落ちには得体のしれない大きな力が感じられて良かったです。このエンドが一番面白かったかも。