眠る前に2杯だけ。

カードゲーム(WIXOSS)やアニメマンガ小説についておしゃべりします。

Re:CREATORS6、7話雑感

これを書いている時点で8話が放送されているのですが、遅ればせながら6、7話について。遅れたって良いじゃないか。

 

  • セレジアさんと颯太君

颯太君の部屋を訪れるセレジアさん、なんかエロいシチュエーションだなと思った僕は童貞脳。美人で気安くてなんだかエロい年上のお姉さんに妙に懐かれて構われるのは非コミュにとってはむしろ恐怖でさえある……!しかし5話ラストで帰宅してからすぐこのシーンだとすると、その程度の現状報告は電車の中でできなかったのだろうかと疑問に思います。なので現状報告にかこつけた携帯端末の見せびらかし、と言った方が良いのかもしれません。そう考えるとなんだかこの姉ちゃんカワイイですね。

これほど懐いてきたセレジアさんにさえ颯太君は軍服の姫君の情報を伏せる気満々。それは悪手やで颯太君……!しかしこれで言い出せないほどシマザキセツナさんに酷いことをしていた、ということなのかもしれませんね。颯太君最低だな!

 

  • アリスちゃんとメテオラさん

こいつらほとんど話する気が無いんだよなぁ。。アリスちゃんの聞く耳の無さもさることながら、メテオラさんももう少し話の運び方気をつけた方が良いのでわ?と思わざるを得ない。自説の押し付け合いじゃあ何も建設的な話はできないよ……。この辺実はセレジアさんが会話の主導権を握って話を進めたらもう少し穏便にすんだんじゃないかなとは思います。

アリスちゃんは軍服の姫君さんの言う「物語世界の改変」に縋り過ぎて盲目になっていて、そこをメテオラさんに突っ込まれていますが、正直なところメテオラさんの言うところの「大崩壊説」も「物語世界の改変可能性」と同じくらい無根拠なわけで、アリスちゃんからしてみれば「ソースは俺」の自説で自分の希望をdisってくるメテオラさんに怒るのは当然というか仕方ないんじゃないかなと。これはメテオラさんが悪い!

この「自分の感覚で相手を否定すること」は直前でマガネに対してアリスちゃんもやっていて、結果として両方とも酷いことになってるというのは印象的です。そしてそれを両方ともまみかが止めようとした、というのは重要そう。トレパク疑惑?で叩かれた?シマザキセツナさん周りのエピソードの詳細はまだわかりませんが、ネット上での叩きなんてまさに「自分の感覚で相手を否定すること」ですよ。Re:CREATORSという作品ではそれが作中悪なのかもしれませんね。

 

  • ブリッツトーカーとマガネ

空飛ぶオッサン改め、ブリッツトーカーさん。「暴力という愚かな手段でしか止められない相手もいる。あの軍服の姫君のようにな!(意訳)」というような発言をしていましたが、これはほとんど軍服の姫君に対して叛意があるという自白なのでは……?もう軍服の姫君を止めるためにあえて軍門に下ったとしか思えない……。

マガネはわからなすぎてヤバい。言葉を弄び嘘を嘘にして異能を使うマガネは誰よりも言葉を信用していないし、今回やって見せたように正義や理想なんて言葉ではどうとだって言えるわけで価値なんて見出してない。結局自分の感覚、自分の感じられるもの意外に価値を置いてなくて、一番喋るけど一番話の通じない奴なんでしょうね…こういう「自分の感じ取れるものだけに価値を置く」タイプは往々にしてバトルジャンキーになるので、遊撃的に戦場に現れるキャラクターになるのかな?被造物達の中で唯一なんらかの手段で金を手に入れていたわけですが、真っ当な手段なわけないしねぇ……。未来が無いようにしか見えないけど、そうでない結末があるなら期待したいところです。

 

  • 弥勒寺と鹿屋

空は飛べないけどなんか戦闘に関しては最強っぽい弥勒寺さんと、小回りは聞かないけどなんかでかくて最強っぽい鹿屋君が意外にも仲良くなっていましたが、お互い理想や正義といった正の方向性を相方に仮託している人間同士フィーリングが合った、ということなのでしょう。近所の悪い兄ちゃんに憧れる少年っぽくて鹿屋君に親しみが湧いてきた。

 

  • まみか

まみかがブリッツトーカーとメテオラの間に割って入った時、心の中で拍手を送りました。嬉しかったな……魔法少女はこうでなくては!

多分被造物の中で一番自分の価値観が揺れたまみかが、最初に敵陣営に渡りをつけるのは真っ当な流れですが、それでいて自分の感覚を捨てるのではなく保持したまま、むしろ信じるために相手の話を聞きに来た、相手を否定するのをやめたというのは素晴らしいなと思いました。自分が正しいということは相手が間違っているということじゃあない、ということを示してくれた。これは話し合いへの第一歩ですよ。まみかがんばって!