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眠る前に2杯だけ。

カードゲーム(WIXOSS)やアニメマンガ小説についておしゃべりします。

公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢の嗜み (カドカワBOOKS)

小説家になろう」の方でたまたま読んだらすごく面白かったので速攻で買ってきました。細かくいろいろ加筆されてて痒いところに手が届く!

 

いわゆる異世界転生なのですが「乙女ゲームのライバルキャラに転生してしまう」という類型がどうやら「なろう」にはあるらしく、いくつか読んでみましたが今のところどれも面白い。良い鉱脈見つけられて嬉しいですね。

 

そんな中でもこの「公爵令嬢の嗜み」は、乙女ゲームの主人公キャラに敗北し、攻略対象のイケメン達に「悪役公爵令嬢」として取り押さえられた瞬間に転生前の記憶を思い出す所からスタートします。「嗜み」の主人公である公爵令嬢にとってはバッドエンド、な所からスタートするのが面白いなと思ったものですけど、それも結構「なろう」では定番みたいですね。同時期に読んだ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」は幼少期から破滅を回避するように動き始めるので、こっちのほうがストレートな始まりだと思うんですけどね。。こっちは主人公がかなりの人たらしなのが魅力。鈍感男がこれをやると無自覚ハーレムに苛立ちもしますけど、女だと気にならない不思議。むしろステキ。 

 っていうかどれも書籍化してるというのが凄いですね。今のWEB発の作品群の勢いってやつは……

 

「公爵令嬢の嗜み」は転生前の知識を駆使した商売と領政という「転生者のアドバンテージ」を活かす基本を押さえた展開も良いのですが、主人公と主人公が幼少の頃に気まぐれで拾った7人の孤児達との関係が好きですね。僕は主従モノ大好きなんですよ。主人公は酷い裏切りを経験しているので基本的に人を信用できなくなっていますが、唯一この7人だけは信頼していて、事実この7人は決して裏切りません。恩とかそういうものを超えて、それだけの関係を築いてこれたことが主人公の聖性の象徴で最後の支えになっている、いい話だなと思います。7人はそれぞれの感性で主人公のこと大好きですし、そのうちの一人ターニャの様に最優先事項=主、というキャラクターもいて、完全に僕の好みです。しかもこの7人はそれぞれかなりハイスペックで、戦闘担当の人は「なろう」らしく無双します。ターニャさんなんかメイドという枠を越えて忍者になっていきますし、主人公サイドの武力が強すぎて、その方面では勝ち確ですよ。そしてそんな連中を「幼少の頃に見出した」ということになって主人公の株が上がるというカラクリ。完璧です……。

 

出版されてる分はamazonでぽちったので届くの楽しみですねー。