眠る前に2杯だけ。

カードゲーム(WIXOSS)やアニメマンガ小説についておしゃべりします。

紅霞後宮物語第五幕

紅霞後宮物語 第五幕 (富士見L文庫)

 

ひとつだけ言わせてほしいんですが、「文林は自分を愛してない」って判断した小玉のことが僕はさっぱりわからない。いや文林も自分の価値観だけで話してて酷いんですけどね?子供流産した人にかける言葉かねアレは。もっと相手の気持ち考えようぜ文林。まぁあれは確かに失言だったんですけど……それに、愛というには屈折した執着かもしれないけど……文林愛してると思いますけどね。。あれを「愛してない」と断定するのは、文林に人を愛することはできないって言ってるのと同じですよ。それはあんまりじゃないですかね。文林かわいそうじゃないですかね。小玉が考える「愛」と文林が考える「愛」とがすれ違ったのは、別個の人間である以上当たり前だと思います。いろんな価値観がありますから。でもそれで勝手に一線引いて全部なかったことにするのは酷くないですか?文林は何が起きてるのかさっぱりわからなくて得体のしれない不安に身を焦がしているわけでね。泣けてきますよこんなの。っていうか小玉も文林も自分が感じてることをお互い伝えなさすぎなんですよ。もっと腹割って話そうよ!四幕で二人の仲も落ち着いたと思った後だったので余計に後味が悪い終わり方でした。

悪役令嬢読んでます。

元令嬢様の華麗なる戦闘記 (カドカワBOOKS)

元令嬢様の華麗なる戦闘記 (カドカワBOOKS)

悪役令嬢後宮物語 (アリアンローズ)

悪役令嬢後宮物語 (アリアンローズ)

転生王女は今日も旗を叩き折る 1 (アリアンローズ)

転生王女は今日も旗を叩き折る 1 (アリアンローズ)

とにかく「なろう」で悪役令嬢モノを読み漁ろうと思って目についたのを調べてみたら悉く書籍化していて驚きます。まさかこれほどとは……
上二つの「アルバート家の令嬢は没落をご所望です」と「元令嬢様の華麗なる戦闘記」は全部読みました。「元令嬢様」はもっとヒリつくような復讐心を見せてくれたら良かったんですけど……結局やったことの割に結果はなんだか地味だしイマイチでした。でも「アルバート家」面白いですね。没落というバッドエンド目指して悪役を張る主人公の頑張りが悉く空回るコメディ、ってことになるのかな?主従ラブコメでもある?まぁ正直後半の主人公と従者のイチャラブっぷりにはむず痒いものがありますが……。意外にちゃんとした没落を目指す理由があって所々シリアスになりつつも、基本的に底抜けの阿呆でネアカな主人公の、とぼけた意地悪や従者との漫才が楽しい。結局「イイ奴」なんですよね。なんで「悪役令嬢」に転生する人間はこうも皆イイ人なんだろうか……。
他も随時読んでいきますよ!

十二大戦アニメ化するらしいですね。

十二大戦

僕は「物語シリーズ」以外の西尾維新作品は読んでいるのでこれも読んでました。「物語」はほぼ読んでないっていう多分珍しいタイプの西尾維新ファンです。しかしこれがアニメ化とは……予想外すぎる。まぁしかし1話で一人ずつ死んでいけば1クールのアニメとしてちょうどいいのかも?憂城(表紙の右上にいる)役が岡本信彦さんって聞きましたがこれは個人的にはとてもしっくりくるので他のキャストも期待したいですね。ちなみに強いて言えば僕は砂粒(表紙一番下のメガネ)が好きです。

3月11日WIXOSS PARTY参加してきました!

参加人数は24人。使用デッキはまだblogでは紹介してないデッキで「アンナミラージュ軸焦熱ウリス」。アンナミラージュのアンナミラージュによるアンナミラージュのためのデッキです。アーツが少々迷走していて、今回はマイアズマガットデモントゥームデッドゲートイノセント。前3つは固定の後ろ2つお悩み中です。ほかにブラスラリヴァイバルエクシード等の選択肢があります。

 

1戦目 メル 〇

このデッキ久しぶりに回すので忘れてましたが、シグニ耐性を持った相手にはどうしようもないんでした。。そういう相手も想定して付け焼刃ながらいれていたブラスラも抜いたしどうするよ……と思いながらメダマヤキを見ていました。まぁしょうがないので序盤の内に点を取れるだけ取ろうとレベル2、3時からイフリード、デスバイデス、叫喚で全面開けてダメージレースで優位に立てました。アーツも複数切ってくれたんですけど、レベル4に上がってからはウェディング2面withメダマヤキをアンナミラージュではどうにもできず、アタックフェイズ開始時の2ドロー2エナチャージ、アタックフェイズキャビアラで完全にゲーム持っていかれました。ウェディングくそTUEEE。

それでも焦熱ウリスのエクシードとアーツ総動員で粘り、最終的にルリグアタックが通って勝てました。奇跡ですね。序盤に点とれてたのが良かった。

 

 

2戦目 ドーナ ×

ドーナ初体験。ここでも序盤から全面開けられたので調子よく回せてたのですが、コールワンダーからブラウニーを呼ばれて盤面が壊滅。元々のLBが強かったのにトラッシュ送りまで付けられちゃあ……目先の点に囚われずにアタックしなければ良かったと後悔しました。先にレベル4に乗られてオワレカラテンスナカケの盤面を構築され、パワーの低い内にオワレ殺さなくちゃ!とマイアズマ撃ってしまってグロウできなくなるという事態に(やっちまった感)。全部開けての攻撃をエスケープで軽く凌がれ、あっさり同じ盤面を構築されてそのまま負け。初めてのドーナに翻弄されたな、という印象です。

 

 

3戦目 ママ 〇

ディアボロスLBとその他諸々でこれまた序盤から全面開けられて調子よく回せました。ただアリトンを全部引ききってしまってレベル4グロウ時にチャーム付与できず、バイオレンスジェラシーでアンナミラージュが回収できなくて思うように盤面を構築できませんでした。基本的にこのデッキはアンミラに依存しているので、揃えられなきゃ何もできないと言っても過言ではないのです。まぁそれでもアンミラ1体は立たせられたので、いい具合に相手を牽制できて良かったかもしれません。今にして思えばガットでアンミラ回収して動けば良かった気がします。

後は1戦目と同じようにアーツとエクシードで粘り、じりじりとライフを削って勝ち。1戦目もそうでしたが勝っても辛勝で、気持ちよくアンミラできませんでしたね。。まぁ多分相手もアンミラのせいで気持ちよく殴れなかったと思いますが。

 

4戦目 紡ぐママ 〇

ママと紡ぐ者がつながらなくて、序盤の英知が全く見えないカラフルな相手の場に困惑しました。強力なLBを積んだライフ回復型の止めママなのか?とかいろいろ考えましたが紡ぐだったようです。ママで紡ぐ意味って何なんでしょうか?よくわかりません。

序盤からかなりの急戦で、相手が若干事故ってて盤面を埋めきれないのも手伝ってこちらは全面開けを繰り返せましたが、相手のLBがかなり強くてガブリエルトを3回踏みました。アグライアでトップを固定してからのぷにとー2面で2面開け。そして生々流転でガブリエルトを仕込む流れは強力でした……

けれどこのテンポの速い展開に相手のアーツが追いつかず、紡ぐ前に決着しました。いや恐ろしく早い決着でした。10分ちょいしかかかってないですよ。せっかくなのでそのままフリーに突入して、ケモナーピルルクをぶん回しました。調子よくてハナレに快勝。まぁAMSが強かった。

 

 

戦績4戦3勝1敗

人数が多くて楽しかった。ドーナも体験出来たのであとはアロスとカーニバルに当たりたいところ。シグニ耐性にどうにもならないというのはダメダメ過ぎるので構築なんとかしないとな……デッキ紹介は近いうちにやります。

 

公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢の嗜み (カドカワBOOKS)

小説家になろう」の方でたまたま読んだらすごく面白かったので速攻で買ってきました。細かくいろいろ加筆されてて痒いところに手が届く!

 

いわゆる異世界転生なのですが「乙女ゲームのライバルキャラに転生してしまう」という類型がどうやら「なろう」にはあるらしく、いくつか読んでみましたが今のところどれも面白い。良い鉱脈見つけられて嬉しいですね。

 

そんな中でもこの「公爵令嬢の嗜み」は、乙女ゲームの主人公キャラに敗北し、攻略対象のイケメン達に「悪役公爵令嬢」として取り押さえられた瞬間に転生前の記憶を思い出す所からスタートします。「嗜み」の主人公である公爵令嬢にとってはバッドエンド、な所からスタートするのが面白いなと思ったものですけど、それも結構「なろう」では定番みたいですね。同時期に読んだ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」は幼少期から破滅を回避するように動き始めるので、こっちのほうがストレートな始まりだと思うんですけどね。。こっちは主人公がかなりの人たらしなのが魅力。鈍感男がこれをやると無自覚ハーレムに苛立ちもしますけど、女だと気にならない不思議。むしろステキ。 

 っていうかどれも書籍化してるというのが凄いですね。今のWEB発の作品群の勢いってやつは……

 

「公爵令嬢の嗜み」は転生前の知識を駆使した商売と領政という「転生者のアドバンテージ」を活かす基本を押さえた展開も良いのですが、主人公と主人公が幼少の頃に気まぐれで拾った7人の孤児達との関係が好きですね。僕は主従モノ大好きなんですよ。主人公は酷い裏切りを経験しているので基本的に人を信用できなくなっていますが、唯一この7人だけは信頼していて、事実この7人は決して裏切りません。恩とかそういうものを超えて、それだけの関係を築いてこれたことが主人公の聖性の象徴で最後の支えになっている、いい話だなと思います。7人はそれぞれの感性で主人公のこと大好きですし、そのうちの一人ターニャの様に最優先事項=主、というキャラクターもいて、完全に僕の好みです。しかもこの7人はそれぞれかなりハイスペックで、戦闘担当の人は「なろう」らしく無双します。ターニャさんなんかメイドという枠を越えて忍者になっていきますし、主人公サイドの武力が強すぎて、その方面では勝ち確ですよ。そしてそんな連中を「幼少の頃に見出した」ということになって主人公の株が上がるというカラクリ。完璧です……。

 

出版されてる分はamazonでぽちったので届くの楽しみですねー。

SAO オーディナル・スケール見てきました。

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- Original Soundtrack

僕は正直SAOはあまり好きじゃないんですけどリズベット見るために行きました(リズベットは大好き)。面白かった。

序盤、キリト君がARゲームを過剰に敬遠してるのになんだか苛立ちました。まぁ個人の趣味嗜好なんで別にキリト君がAR好きじゃなくても良いんですけど、横で女性陣がARで盛り上がってる所に俺は興味ないだのVRの方が良いだの言ってるのが耳障り。せっかく彼女と一緒にゲームを楽しめる立場にいるというのにコイツは……そんなこと言ってゲームで無様晒してるとアスナに逃げられるぞ!真面目にやれ!とずっと思ってました。結果的にエイジにNTR……って展開じゃなくて良かったです。

 

キリト君を巡る女性関係は恋人のアスナを別にして、それぞれの性格が見られて面白かったですね。あくまでキリトアスナの支援に徹するリズベットと、嫌味なくあわよくばキリト君と仲良くしようとするシリカ、他を牽制しながら自分に優位性がある時には急接近するシノンシリカを巧みに邪魔しないよう誘導するリズベットさんはほんまええ子やで……しかし今回アスナシリカをかばって負傷することでシリカに罪悪感を持たせ、それを許して抱きしめることで精神的優位を確保したので、シリカアスナから略奪なんてできなさそうです。もともと良い子だし。いやでもシノンさんの攻勢怖かったですねホント。キリト君に接近しようとするシリカを視線でスナイプしておいて自分は抜け駆けするとか……シノン、なんて強かな女!これからキリト君が万一アスナと別れたらシノンに持っていかれそうです。でもまぁあれで弱い女なのでキリト君は受け止められなさそうかも。……けっこうギリギリなこと言ってるかもしれませんが、これも物語上アスナの正妻感が半端ないからこそ安心していろいろ言っているわけですよ!?それでも僕はリズベットが好きなので彼女に報われてほしい。がんばれリズベット

 

 

 終盤のラスボス戦、リズベットさんが鍛冶屋なのに前線に出てるのに恐怖を感じていましたが、他メンバーと比べたらそこまで酷い目にあわなくて良かった良かった。こんなに頑張ってるんだからキリト君惚れろよ、と思いながら見てましたが、颯爽と登場した正妻アスナさんの堂々としたヒーローっぷりに、リズベットサイドの人間として言いしれぬ敗北感。これは勝てないな……。TVシリーズからの仲間が集まってくる展開には素直に胸熱。王道は良いモノですね。

 

しかしあのAI・ユナって結局どうなったんでしょうか?最後に今までと同じようにARアイドルとして歌ってる姿だけは映ってましたけど、あれはライブ前ライブ中のユナとの同一性はあるんですかね?途中からエイジ達が作ろうとしてる「本物の」ユナの方に主体が移っちゃったのでARアイドル・ユナがどうなるのかよくわからなかったんですけど、僕がよく見てないだけですか?ただのデータクロウラー(?)AIだと言われたARアイドルユナですけど、僕は生きててほしいなと思ったんですよ。そう、彼女はとても「生きて」ましたよね。ライブで歌った後に「楽しかったー」と言ってた彼女のやり切った顔なんか、とても良かったと思います。だから最後のライブで役目が終わって、それで消えてしまうなんてそんな悲しいのは僕は嫌ですね。生きてたらいいなー。

 

おこぼれ姫と円卓の騎士 反撃の号令

おこぼれ姫と円卓の騎士 反撃の号令 (ビーズログ文庫)

 僕はこの作品の、過去未来の自分の生まれ変わりの王達と夢の中で会話する「王達の会議の間」のシーンが好きなんですけど、クーデターが起こってからそのシーンが無くなってるのが少し寂しい。しかしあの「王達の会議の間」には主人公の意思以外では落ち込んでいる時、気が滅入ってる時に入れるということを考えると、この姫様はクーデターを起こされて国外へ逃亡するしかなくても全くネガティブになっていないということで、彼女の芯の強さを感じられます。そして過去未来の、自分にはない知識や知見にも頼ろうとしていない。代わりに彼女がこのシリーズで今まで築いてきた実績が、信頼する仲間や助けてきた人々が、彼女を助けようとしている。感動的です……彼女の力は最初、自分の中にしか無かったけれど、今は外にもある。

 

自分の恋心を王としての義務から諦めていた彼女ですが、前巻で「両方取る!」と決めてから今巻で初めて想い人に会いましたね。あのシーンはもう…ニヤニヤしちゃいます。これはもうハッピーエンドですね。「自分の恋心」「王としての義務」、自分の内面と外面、公私の調和が取れた状態こそ人の目指すべき姿でしょう。

自分の騎士の第一席を夫にして残りを愛人に、兄王子二人も騎士の末席に入れて大団円。これだな!兄王子二人が序列で揉めるところまで見えるぞ……

 

 

少女系ライトノベルはなかなか読まないんですが、こう面白いモノに出会うと他を開拓したくなります。しかし守備範囲外なんでどう探してよいやら……