眠る前に2杯だけ。

カードゲーム(WIXOSS)やアニメマンガ小説についておしゃべりします。

十二大戦アニメ化するらしいですね。

十二大戦

僕は「物語シリーズ」以外の西尾維新作品は読んでいるのでこれも読んでました。「物語」はほぼ読んでないっていう多分珍しいタイプの西尾維新ファンです。しかしこれがアニメ化とは……予想外すぎる。まぁしかし1話で一人ずつ死んでいけば1クールのアニメとしてちょうどいいのかも?憂城(表紙の右上にいる)役が岡本信彦さんって聞きましたがこれは個人的にはとてもしっくりくるので他のキャストも期待したいですね。ちなみに強いて言えば僕は砂粒(表紙一番下のメガネ)が好きです。

3月11日WIXOSS PARTY参加してきました!

参加人数は24人。使用デッキはまだblogでは紹介してないデッキで「アンナミラージュ軸焦熱ウリス」。アンナミラージュのアンナミラージュによるアンナミラージュのためのデッキです。アーツが少々迷走していて、今回はマイアズマガットデモントゥームデッドゲートイノセント。前3つは固定の後ろ2つお悩み中です。ほかにブラスラリヴァイバルエクシード等の選択肢があります。

 

1戦目 メル 〇

このデッキ久しぶりに回すので忘れてましたが、シグニ耐性を持った相手にはどうしようもないんでした。。そういう相手も想定して付け焼刃ながらいれていたブラスラも抜いたしどうするよ……と思いながらメダマヤキを見ていました。まぁしょうがないので序盤の内に点を取れるだけ取ろうとレベル2、3時からイフリード、デスバイデス、叫喚で全面開けてダメージレースで優位に立てました。アーツも複数切ってくれたんですけど、レベル4に上がってからはウェディング2面withメダマヤキをアンナミラージュではどうにもできず、アタックフェイズ開始時の2ドロー2エナチャージ、アタックフェイズキャビアラで完全にゲーム持っていかれました。ウェディングくそTUEEE。

それでも焦熱ウリスのエクシードとアーツ総動員で粘り、最終的にルリグアタックが通って勝てました。奇跡ですね。序盤に点とれてたのが良かった。

 

 

2戦目 ドーナ ×

ドーナ初体験。ここでも序盤から全面開けられたので調子よく回せてたのですが、コールワンダーからブラウニーを呼ばれて盤面が壊滅。元々のLBが強かったのにトラッシュ送りまで付けられちゃあ……目先の点に囚われずにアタックしなければ良かったと後悔しました。先にレベル4に乗られてオワレカラテンスナカケの盤面を構築され、パワーの低い内にオワレ殺さなくちゃ!とマイアズマ撃ってしまってグロウできなくなるという事態に(やっちまった感)。全部開けての攻撃をエスケープで軽く凌がれ、あっさり同じ盤面を構築されてそのまま負け。初めてのドーナに翻弄されたな、という印象です。

 

 

3戦目 ママ 〇

ディアボロスLBとその他諸々でこれまた序盤から全面開けられて調子よく回せました。ただアリトンを全部引ききってしまってレベル4グロウ時にチャーム付与できず、バイオレンスジェラシーでアンナミラージュが回収できなくて思うように盤面を構築できませんでした。基本的にこのデッキはアンミラに依存しているので、揃えられなきゃ何もできないと言っても過言ではないのです。まぁそれでもアンミラ1体は立たせられたので、いい具合に相手を牽制できて良かったかもしれません。今にして思えばガットでアンミラ回収して動けば良かった気がします。

後は1戦目と同じようにアーツとエクシードで粘り、じりじりとライフを削って勝ち。1戦目もそうでしたが勝っても辛勝で、気持ちよくアンミラできませんでしたね。。まぁ多分相手もアンミラのせいで気持ちよく殴れなかったと思いますが。

 

4戦目 紡ぐママ 〇

ママと紡ぐ者がつながらなくて、序盤の英知が全く見えないカラフルな相手の場に困惑しました。強力なLBを積んだライフ回復型の止めママなのか?とかいろいろ考えましたが紡ぐだったようです。ママで紡ぐ意味って何なんでしょうか?よくわかりません。

序盤からかなりの急戦で、相手が若干事故ってて盤面を埋めきれないのも手伝ってこちらは全面開けを繰り返せましたが、相手のLBがかなり強くてガブリエルトを3回踏みました。アグライアでトップを固定してからのぷにとー2面で2面開け。そして生々流転でガブリエルトを仕込む流れは強力でした……

けれどこのテンポの速い展開に相手のアーツが追いつかず、紡ぐ前に決着しました。いや恐ろしく早い決着でした。10分ちょいしかかかってないですよ。せっかくなのでそのままフリーに突入して、ケモナーピルルクをぶん回しました。調子よくてハナレに快勝。まぁAMSが強かった。

 

 

戦績4戦3勝1敗

人数が多くて楽しかった。ドーナも体験出来たのであとはアロスとカーニバルに当たりたいところ。シグニ耐性にどうにもならないというのはダメダメ過ぎるので構築なんとかしないとな……デッキ紹介は近いうちにやります。

 

公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢の嗜み (カドカワBOOKS)

小説家になろう」の方でたまたま読んだらすごく面白かったので速攻で買ってきました。細かくいろいろ加筆されてて痒いところに手が届く!

 

いわゆる異世界転生なのですが「乙女ゲームのライバルキャラに転生してしまう」という類型がどうやら「なろう」にはあるらしく、いくつか読んでみましたが今のところどれも面白い。良い鉱脈見つけられて嬉しいですね。

 

そんな中でもこの「公爵令嬢の嗜み」は、乙女ゲームの主人公キャラに敗北し、攻略対象のイケメン達に「悪役公爵令嬢」として取り押さえられた瞬間に転生前の記憶を思い出す所からスタートします。「嗜み」の主人公である公爵令嬢にとってはバッドエンド、な所からスタートするのが面白いなと思ったものですけど、それも結構「なろう」では定番みたいですね。同時期に読んだ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」は幼少期から破滅を回避するように動き始めるので、こっちのほうがストレートな始まりだと思うんですけどね。。こっちは主人公がかなりの人たらしなのが魅力。鈍感男がこれをやると無自覚ハーレムに苛立ちもしますけど、女だと気にならない不思議。むしろステキ。 

 っていうかどれも書籍化してるというのが凄いですね。今のWEB発の作品群の勢いってやつは……

 

「公爵令嬢の嗜み」は転生前の知識を駆使した商売と領政という「転生者のアドバンテージ」を活かす基本を押さえた展開も良いのですが、主人公と主人公が幼少の頃に気まぐれで拾った7人の孤児達との関係が好きですね。僕は主従モノ大好きなんですよ。主人公は酷い裏切りを経験しているので基本的に人を信用できなくなっていますが、唯一この7人だけは信頼していて、事実この7人は決して裏切りません。恩とかそういうものを超えて、それだけの関係を築いてこれたことが主人公の聖性の象徴で最後の支えになっている、いい話だなと思います。7人はそれぞれの感性で主人公のこと大好きですし、そのうちの一人ターニャの様に最優先事項=主、というキャラクターもいて、完全に僕の好みです。しかもこの7人はそれぞれかなりハイスペックで、戦闘担当の人は「なろう」らしく無双します。ターニャさんなんかメイドという枠を越えて忍者になっていきますし、主人公サイドの武力が強すぎて、その方面では勝ち確ですよ。そしてそんな連中を「幼少の頃に見出した」ということになって主人公の株が上がるというカラクリ。完璧です……。

 

出版されてる分はamazonでぽちったので届くの楽しみですねー。

SAO オーディナル・スケール見てきました。

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- Original Soundtrack

僕は正直SAOはあまり好きじゃないんですけどリズベット見るために行きました(リズベットは大好き)。面白かった。

序盤、キリト君がARゲームを過剰に敬遠してるのになんだか苛立ちました。まぁ個人の趣味嗜好なんで別にキリト君がAR好きじゃなくても良いんですけど、横で女性陣がARで盛り上がってる所に俺は興味ないだのVRの方が良いだの言ってるのが耳障り。せっかく彼女と一緒にゲームを楽しめる立場にいるというのにコイツは……そんなこと言ってゲームで無様晒してるとアスナに逃げられるぞ!真面目にやれ!とずっと思ってました。結果的にエイジにNTR……って展開じゃなくて良かったです。

 

キリト君を巡る女性関係は恋人のアスナを別にして、それぞれの性格が見られて面白かったですね。あくまでキリトアスナの支援に徹するリズベットと、嫌味なくあわよくばキリト君と仲良くしようとするシリカ、他を牽制しながら自分に優位性がある時には急接近するシノンシリカを巧みに邪魔しないよう誘導するリズベットさんはほんまええ子やで……しかし今回アスナシリカをかばって負傷することでシリカに罪悪感を持たせ、それを許して抱きしめることで精神的優位を確保したので、シリカアスナから略奪なんてできなさそうです。もともと良い子だし。いやでもシノンさんの攻勢怖かったですねホント。キリト君に接近しようとするシリカを視線でスナイプしておいて自分は抜け駆けするとか……シノン、なんて強かな女!これからキリト君が万一アスナと別れたらシノンに持っていかれそうです。でもまぁあれで弱い女なのでキリト君は受け止められなさそうかも。……けっこうギリギリなこと言ってるかもしれませんが、これも物語上アスナの正妻感が半端ないからこそ安心していろいろ言っているわけですよ!?それでも僕はリズベットが好きなので彼女に報われてほしい。がんばれリズベット

 

 

 終盤のラスボス戦、リズベットさんが鍛冶屋なのに前線に出てるのに恐怖を感じていましたが、他メンバーと比べたらそこまで酷い目にあわなくて良かった良かった。こんなに頑張ってるんだからキリト君惚れろよ、と思いながら見てましたが、颯爽と登場した正妻アスナさんの堂々としたヒーローっぷりに、リズベットサイドの人間として言いしれぬ敗北感。これは勝てないな……。TVシリーズからの仲間が集まってくる展開には素直に胸熱。王道は良いモノですね。

 

しかしあのAI・ユナって結局どうなったんでしょうか?最後に今までと同じようにARアイドルとして歌ってる姿だけは映ってましたけど、あれはライブ前ライブ中のユナとの同一性はあるんですかね?途中からエイジ達が作ろうとしてる「本物の」ユナの方に主体が移っちゃったのでARアイドル・ユナがどうなるのかよくわからなかったんですけど、僕がよく見てないだけですか?ただのデータクロウラー(?)AIだと言われたARアイドルユナですけど、僕は生きててほしいなと思ったんですよ。そう、彼女はとても「生きて」ましたよね。ライブで歌った後に「楽しかったー」と言ってた彼女のやり切った顔なんか、とても良かったと思います。だから最後のライブで役目が終わって、それで消えてしまうなんてそんな悲しいのは僕は嫌ですね。生きてたらいいなー。

 

おこぼれ姫と円卓の騎士 反撃の号令

おこぼれ姫と円卓の騎士 反撃の号令 (ビーズログ文庫)

 僕はこの作品の、過去未来の自分の生まれ変わりの王達と夢の中で会話する「王達の会議の間」のシーンが好きなんですけど、クーデターが起こってからそのシーンが無くなってるのが少し寂しい。しかしあの「王達の会議の間」には主人公の意思以外では落ち込んでいる時、気が滅入ってる時に入れるということを考えると、この姫様はクーデターを起こされて国外へ逃亡するしかなくても全くネガティブになっていないということで、彼女の芯の強さを感じられます。そして過去未来の、自分にはない知識や知見にも頼ろうとしていない。代わりに彼女がこのシリーズで今まで築いてきた実績が、信頼する仲間や助けてきた人々が、彼女を助けようとしている。感動的です……彼女の力は最初、自分の中にしか無かったけれど、今は外にもある。

 

自分の恋心を王としての義務から諦めていた彼女ですが、前巻で「両方取る!」と決めてから今巻で初めて想い人に会いましたね。あのシーンはもう…ニヤニヤしちゃいます。これはもうハッピーエンドですね。「自分の恋心」「王としての義務」、自分の内面と外面、公私の調和が取れた状態こそ人の目指すべき姿でしょう。

自分の騎士の第一席を夫にして残りを愛人に、兄王子二人も騎士の末席に入れて大団円。これだな!兄王子二人が序列で揉めるところまで見えるぞ……

 

 

少女系ライトノベルはなかなか読まないんですが、こう面白いモノに出会うと他を開拓したくなります。しかし守備範囲外なんでどう探してよいやら……

3月4日WIXOSS PARTY参加してきました!

使用デッキは「赤単真実リル」。空いてるアーツ枠にはサクシードディストラクトをとりあえずぶち込み、一振りの枚数を調整して方舟も投入。参加人数は18人で、17弾環境初参戦だったのもあり大変楽しかったです。

 

1戦目 白単タウィル5 〇

WIXOSS PARTY出るとタウィルに当たることが多い気がします。経験が多いからといってタウィルが得意かというと全くそうではなく、むしろ苦手ですね。。

序盤から一振りで盤面を開けながらユリカマ&フンババでダブクラを叩き込んでるうちに相手がアーツを複数切ってくれたのはありがたかったです。その後ギルガメジ(ダブクラ)、オダノブ(トリクラ)、リリアナの盤面を構築し続けてたらそのまま勝てました。ガブリエルト2面の盤面に火竜を撃った以外にはアーツも切らなかったので快勝と言っても良いですね。対戦後に話した限りだと、どうやら相手の方は復帰勢だったらしく、リルのカードプールの把握がイマイチだったのがこちらに有利に働いたようです。

 

 

2戦目 ママ 〇

ママ初対戦!対戦相手の名前を対戦中ずっと間違えるという無礼を働いた以外は問題なかったです(恥ずかしかった……)。

1戦目と同じくユリカマ&フンババで序盤にダブクラ叩き込めるのは強かった。。先攻を取れていると盤面を開けるまでもなく空いてる部分にフンババ展開するだけで2点取れるムーブ強くない?ただ相手のライフバーストがやたらエナチャージで、英知シグニの効果も併せて相手レベル3時には12エナぐらいあったのにはヒヤッとした。シグニは殴ってないのになぁ。

そこから全知全能を撃たれて手札エナ0に追い込まれましたが、返しにオダノブ、リリアナ、と並べてアタックに入ったら何故か通って勝ちました。アーツ撃たないの?と思ったので対戦後にアーツ構成聞いたんですが、残っていたのは水天、龍滅とマルチエナを要求するアーツで撃てなかったそうな。オダノブで3点喰らうというのを失念していたらしい。

 

 

3戦目 四別ナナシ 〇

パニッシュ、面埋めで防御してくるルリグとようやく当たった…!ギルガメジとオダノブのコンビの強さをやっと感じることができました。

やはりここでもユリカマ&フンババは強くて、一振り方舟リリアナと併せて序盤からプレッシャーをかけていたらダブルチャクラムとブラックエイクを切ってくれました。この試合はライフバーストも激強だったのも大きかったですね。終盤はギルガメジ(パニッシュ耐性ダブクラ)、オダノブ(パニッシュ耐性トリクラ)、リリアナの盤面で押し切り。この相手でこの盤面作れてダメだったらリルに明日は無いですよマジで。勝ててよかった……

 

 

4戦目 モノクロタウィル4 ×

タウィル2戦目。ロストレージ環境とはいったい……

1戦目とは違い黒天使が入っている型で、序盤は黒ヴァルに、終盤は黒ゲインに苦しめられました。特に黒ゲインは厄介で、最終盤面でも耐性ついてない方をアタックフェイズ起動で消してきて困りました。クトゥルコールは鬼門でもありますし、スピサルで回収されて2回も撃たれました。もう終わってますね……。非ライズ武勇のシグニを思うように引けてなかったのもあり展開も苦しかったんですが、そのせいで最終的にクラチャンで武勇が手札から出せず、火竜で守れず敗北。

 

 

戦績4戦3勝1敗

隣で救念リルを回していた人のデッキが、最終盤面は僕と似ているのにサーバントもたくさん入っててアーツ構成も多彩だったので見せてもらったのですがなかなか参考になりました。いろいろ試していきたいですね。遠くのテーブルから「(リルは)最終盤面に自由度が無い」みたいな声が聞こえてきたんですが、まぁギルガメジオダノブ強いですからね。ゆーてもギルガメジなんかは何からライズするか?っていう部分で今でもかなりバリエーションあると思うんですけどね僕は。

 

 

終了後にmiRaさん(使用デッキはママ)とフリー。こちらはケモナーピルルク。

モナーピルルクの常で、回してる方は独特の挙動で楽しいんですけど、楽しすぎて余計な動きまでしてしまうのがネックですね。完全にプレイヤーの問題ですわ……相手も楽しんでくれると良いんですけど……

ママは序盤にフェルマで楽に1点取ってくるのがズルかった。序盤のシグニもエナ手札稼ぎまくりですごいですね英知。算数したくなくて敬遠していましたけど、これは強い。全知全能も強いですが、カンニングと避難勧告のコンボもびっくりしました。なんじゃあれ強くね?

 

結果はケモナーピルルクの敗北。全知全能がエナと手札をもぎ取っていったのが決定打になりました。返しで奇跡のドローが続けばまともな盤面くらいは構築できたんですけど、奇跡は滅多に起きないから奇跡と言うのです。まぁ奇跡が起きても相手にアーツは残ってたのでダメでしたけどね。

されど罪人は竜と踊る19

されど罪人は竜と踊る19 灰雪の蹉跌 (ガガガ文庫)

 

スニーカー文庫時代から読んでいますがアニメ化というのが未だに信じられない……。事件のたびに誰かが必ずレイプされて殺されるみたいな話をアニメにして大丈夫なのか?……まぁアニメ化嬉しいんですけどね。

長く過酷だった「使徒編」を終えてしばらく経ちますが、そこからの展開には正直驚きましたよね。主人公二人だけの事務所だったのが仲間を得て数十人規模に膨れ上がり、所帯を持ち、これから子供まで生まれるときた。あんなに自分の過去を引きずってた男がなぁ。すごく落ち着いた。すごく前向きになった。恋人と別れたときなんか、もうダメだと思ったものですけど、その恋人と結婚するんだからねー。いや、「され竜」のことなので、次のページではこの幸せは破滅してる、ぐらいの心構えで読んでるんですけど、驚くべきことに最新刊でも壊滅していません。もう大丈夫なんですか!?信じていいの!?

主人公のメンタル、足元が固まったおかげで、次の巻から「宙界の瞳」周りの物語の核心のフェイズへ進むようです。長かったな……

 

さて今回の巻は短編集でしたが、ざっくり言うと小児性愛者の話と復讐者の話、にカテゴライズできると思います。最近気づいたんですが僕は復讐が好きです。復讐という形をとる物語に魅せられてきました。何故なんだろう?と考えてみましたが、復讐というものは間違っているけどやる、そういうものだからなんだなと思います。復讐は社会通念上、道徳的倫理的に正しいとは言えません。言えないよね?どんな相手だろうと人を殺せば罪になり、復讐者本人も周りの人間も、誰も幸せにはしないでしょう。でも、やる。それが良いんですよ。自分も誰も幸せになれなくて、世界のすべてから否定されても、やらなければ自分ではいられなくなる。世界でたった一人きりの、自分自身を貫くということ、その想いが僕の心を震わせます。作中でも否定されていた「復讐に意味は無い」「死者はそんなことを望んでいない」という言葉、僕も嫌いです。意味を求めているわけでも誰かのためにやっているのでもないんだ。